☆ＪＡＧ☆ＳＴＡＮＧ宮古の病弱番長日記☆

まさにこんな感じっていうお話。


知らない人はいないんじゃない？っていうくらい国民的漫画【スラムダンク】　


皆さん、このシーンに見覚えありますよね？



吹き出しには本来「バスケがしたいです。。。」がはいってきます。




中学時代はスーパースターだった三井君が怪我をきっかけに不良になっちゃったんだけど、ホントはバスケが忘れられない！というあの名シーン。



このシーンで三井ファンが５万人ほど増えたとか増えなかったとか。







そしてココにもう一人。三井君と同じ感じになっちゃってた人がいる。




そう。僕なのだ。




アレは１９歳の頃、美容師の専門学校に通ってた時の事。





当時、専門学校同士のバスケの大会があって


僕が通ってた美容学校も大会に参加しようと真面目に練習を積んでいたんだけど


僕は別に大会に参加しようなんて気はさらさらないので


たま～に暇つぶしで体育館に行っては試合形式の練習の時だけ参加していた。





で大会前日ですよ。




大会に行くつもりがないから朝方まで酒を飲んで家で寝てたんですね。


そしたら７：００ころ家のチャイムがなってドア開けたら



友人Ｍ「大会行くよ～！」

僕　　「いや。突然言われても。頭痛いし。。。行きたくないけど。。。」

友人Ｙ「ケンがいないと勝てないよ☆」

僕　　「いや～。そう？じゃあ行こうかな。。。」




と完全におだてられて二日酔いの中わざわざ泡瀬まで行く羽目に。。。




で道中、せっかくだから僕の晴れ舞台を見せようと友達に電話。




体育館に着いてモウレツ二日酔いの僕はゲーゲーしながら外で風に当たりながら寝て訳ですけど



２時間くらいかな？寝てたら練習タイムがきて起こされたんですね。




そこは若さ溢れるピッチピチ、パッツパツの１９歳ですから二日酔いは完全になくなってて、



もう絶好調ですよ☆



呼んだ仲間も会場についてて僕が練習でシュートを決めるたびに盛り上げてくれる訳です！






試合開始直前。キャプテンから




キャプ「ケン。スタメンで行く？」

僕　　「まだ頭痛いから後半から出る。」（ホントは体力に不安アリのため）





でいざ試合開始。



一進一退の攻防！


ヤジを飛ばす僕。　


息詰まる熱戦！！


ヤジを飛ばす僕。　


白熱していく試合！！！


ヤジを飛ばしすぎて先生に怒られる僕。。。　





ハーフタイムでベンチに帰ってきたみんなは、



白熱しすぎて、みんなテンションあがりまくっとる。。。



すごい勢いで戦術がどーとか、あの選手はこう抑えようとか。。。





判ります？



二日酔いで無理やりきた僕と一生懸命練習を積んできた彼らとの温度差。。。



そんな中、僕が試合に出るなんてとんでもないじゃないですか？





キャプ「ケン。後半お願いね！」

僕　　「ラスト５分だけでお願いします。。。」




その時の僕の気持ちはコレです。




後半戦がはじまり、さらにヒートアップしていく試合。



１点を争う好ゲーム！


先生の顔色を伺いながらちっちゃい声でヤジを飛ばす僕。　




残り１０分になった頃とうとう僕もアップをはじめましたよ！


仲間から「お～！ついに秘密兵器の登場か～？」ってヤジられながら。。。（因果応報）



ついに残り５分がやってきた！



この時点では２点負けてるくらいだったかな？




高鳴る鼓動。心地よい緊張感！




残り４分！



次、笛が鳴ったら交代だな。





ピーーーー！！！




笛が鳴った！






１秒後、普通に試合続行。






あれ？キャプテンが僕と目を合わさないぞ。。。




残り２分。。。




キャ・・・。キャプ。。。




残り１分。




全てを悟った僕はベンチに腰掛けこう呟いた。




「キャプテン。バスケがしたいです。。。」







結局、試合にも負けモウレツな二日酔いのなか泡瀬までヤジを飛ばしに行っただけという悲惨な結果。




さらに悲惨なのは僕によばれ泡瀬まで応援にきたのに応援する相手がいなかった仲間達。。。








三井君へ。


こんな青春をおくる１９歳もいるよ。ぜんぜん輝いてないよ。。。



だから三井君、君はとっても輝いているんだ。



後悔する必要なんてないんだよ。



さよなら。僕の１９歳・・・。







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