› ☆ＪＡＧ☆ＳＴＡＮＧ宮古の病弱番長日記☆ › 2015年05月2015年05月13日
重大発表のお話です。
まず今回のブログは長文になることをお許し下さい。
さて急ではございますが、
この度JAG☆STANGは7/31をもちまして牧志での１０年の歴史に幕を降ろし、
8/1（土）新都心おもろまちにて拡張移転をする運びとなりました！
２～３年ほど前から考えていたことですが、
ご存知のようにJAG☆STANGは小さいお店でして
セット面４面、シャンプー台２台という体制でやってまいりましたが
席数が足りないためにお客様をお断りすることも多く
お客様にご迷惑をおかけし放題という現状。。。
しかし僕自身あまりにもJAG☆STANGへの愛着がありすぎて長い間決断できずにおりました。
若干２６歳と２日ではじめたお店。
文字通り足を棒にして探し回った店舗。
築何十年も経ったブロック造りトタン屋根のきったない倉庫のような店舗。
なのに見た瞬間「絶対にここだ！！！ここから始まるんだ！！！」と確信した場所。
周りからは「あんなとこに出店したら絶対すぐ潰れるよ！」と言われまくった場所。
２６歳の僕と仲間のスタート。
その頃はとうぜん金もない、お客様もいない、人脈もない。
その代わりに僕たちには若さと勢いと夢と体力はあり余っていて。
そしてはじまった美容室と洋服屋とBARを併設した夢のようなお店を作ろう！！！！
という夢物語。
出来るところは全部自分たちで！
３つの業種を併設するというのは法律的にも大変なことで
頭をフル回転させながら、
美容室営業許可や、古着を扱うための古物商や、BARに必要な衛生責任者の資格、
LAまで買い付けに行ったり、お酒の勉強、人脈つくるために全く知らない人の結婚式の二次会に参加したり(笑)
そんな激動のオープン前を過ごしだんだんと形になっていく僕らのお城。
今考えると笑っちゃうくらい完成度の低いお城だけど
ワクワク、ドキドキしていたんです。
オープンパーティも盛大に。雑誌にとりあげられたり。
そしてはじまったJAG☆STANG
いやーーー！！！
それがお客様って全然来てくれないんですよ(笑)
恥ずかしげもなくいいますが！！！
（これを読んだ今苦労してる方たちに勇気を持ってもらいたいので）
初月はお客様がゼロの日が１０日以上ありましたよ(´；ω；｀)
あ、これやべーーな。。。
って。
更には空き巣に入られ100万近く持ってかれるという事件まで。。。
金策に走り回り、お客様に来ていただくタメに様々なことを考え
美容のことを一番に考えられない日々。
明日までに〇十万支払い、
それ払えてもその３日後には〇十万か。。。
ってお金の事ばかり考えるようになっていく。
そして何が怖いかって！！！
【貧すれば鈍す】
とはよく言ったもので、お金がないと頭も行動も鈍くなっていくんですよね。
集客したいから宣伝したくても宣伝費がないんですよ。
新作が作れないんですよ。
新たな手が打てないんです。。。
母子家庭で母ちゃんも生活楽じゃないの知ってるのに
「お金を貸してください」
って電話をする心苦しさ。胸が張り裂けそうになるんです。
STAFF雇えないから深夜までBARで働いて
お店のソファで寝て
朝起きてお風呂と着替えに家に帰る。
もちろん当時のSTAFFにも様々な無理を言って
完全に最悪な経営者。。。
朝シャワーを浴びながらお金の勘定して泣いてる自分に気がついた時は
もう限界だよな。うん。もう限界だ。。。
死んじゃおう。。。ってリアルに何度も考え出す始末。
その頃は周りには笑顔で接してても、心ここにあらずという状態が続いてました。
そんな時にオヤジの２５回忌があったんですね。
僕のオヤジは僕が７歳の時に38歳でなくなってるので
すごく若くして亡くなってるんですよ。
僕の中にはほとんど記憶のないオヤジの話を周りから聞く。
【武勇伝はたくさんあるよ～！、アレは誰よりも仲間思い。
お酒が大好きで、仕事ができて、年下のくせにみんなをまとめてたよ！！！】
オヤジの兄ちゃん曰く俺は完全にオヤジの血を引いてるよ！って言われて、
なんか目が覚めたというか、
俺まだまだ努力してないんじゃないの？という思いが強くなったんです。
きっとオヤジはまだまだ生きたかったはずだし、
母ちゃんや僕たち家族を、会社を守りたかったはずなんですよね。
明日が来ることって当たり前じゃないんだよな。
たとえシャワー浴びながら泣いたとしても生きてる限り一発逆転あるよな。
よっしゃ！死ぬ気でやってやろう！と密かに決意して。
でJAG☆STANG再生のターニングポイントとなった彼を引き抜く。
お金ないのに破格の待遇を約束し
共に夢をみようじゃないか！！！と何ヶ月も口説き続け、
とうとうJAG☆STANGへ。
今振り返ればこれが我が経営者人生で最大のファインプレー(笑)
彼の真面目さと繊細さ、意見を通すためにやるべきことを知っている信念。
その全てがJAG☆STANGにフィット。
暗闇に光が差すってこういう事を言うんだな。と実感した瞬間でもありました。
当時洋服屋を仕切っていたSTAFFと共に
苦しかった時代を思い出し自然と涙が溢れて
俺たちこれからだぞ！！！って居酒屋で泣きました(笑)
そこからも本当にいろいろな出来事がありましたが
まあ、順調に１０周年を迎えようとしている今でも
少しではありますが右肩上がりで成長しております。
僕の愛するJAG☆STANGは
壊れても、ペンキが剥がれても、駐車場を作るのだって
全部自分たちで愛情を込めてやってきた。
仲間がいて、夢があり、お客様に支えられて
笑い、涙し、汗をかいて必死にやってきた１０年間。
その物語の全てを見てきたJAG☆STANG。
１０年間の想いが詰まったJAG☆STANGを離れるのが
簡単な決断じゃないのは当然な訳で。。。
僕にもっと経営者としての才能があれば
JAG☆STANGを残したまま新店も！となれたはずですが
現状の僕の能力では４店舗経営は無理がありまして、
断腸の思いで移転を決意致しました。
今までJAG☆STANGに来ていただいたお客様。
なにかと手伝ってくれた仲間たち。
共に働いてくれたSTAFF。
なによりもその全てを与えてくれたJAG☆STANGにありがとうです。
7月31日のその日が来るまで大切に大切に過ごします。
そして皆様もそんなJAG☆STANGに遊びに来てください。
あ！最後の週あたりにJAG☆STANGでお別れパーティを考えています☆
そして８月1日からは新しいJAG☆STANGが誕生します！！！
個室が２部屋（シャンプー台もついてます）も☆
那覇市おもろまち3-7-9ラジカル沖縄ビル１Fでまた新しい冒険をはじめます！！！
お客様のもとにはお手紙やDM等で詳細が届きますので
よろしくお願いいたします。
さて急ではございますが、
この度JAG☆STANGは7/31をもちまして牧志での１０年の歴史に幕を降ろし、
8/1（土）新都心おもろまちにて拡張移転をする運びとなりました！
２～３年ほど前から考えていたことですが、
ご存知のようにJAG☆STANGは小さいお店でして
セット面４面、シャンプー台２台という体制でやってまいりましたが
席数が足りないためにお客様をお断りすることも多く
お客様にご迷惑をおかけし放題という現状。。。
しかし僕自身あまりにもJAG☆STANGへの愛着がありすぎて長い間決断できずにおりました。
若干２６歳と２日ではじめたお店。
文字通り足を棒にして探し回った店舗。
築何十年も経ったブロック造りトタン屋根のきったない倉庫のような店舗。
なのに見た瞬間「絶対にここだ！！！ここから始まるんだ！！！」と確信した場所。
周りからは「あんなとこに出店したら絶対すぐ潰れるよ！」と言われまくった場所。
２６歳の僕と仲間のスタート。
その頃はとうぜん金もない、お客様もいない、人脈もない。
その代わりに僕たちには若さと勢いと夢と体力はあり余っていて。
そしてはじまった美容室と洋服屋とBARを併設した夢のようなお店を作ろう！！！！
という夢物語。
出来るところは全部自分たちで！
３つの業種を併設するというのは法律的にも大変なことで
頭をフル回転させながら、
美容室営業許可や、古着を扱うための古物商や、BARに必要な衛生責任者の資格、
LAまで買い付けに行ったり、お酒の勉強、人脈つくるために全く知らない人の結婚式の二次会に参加したり(笑)
そんな激動のオープン前を過ごしだんだんと形になっていく僕らのお城。
今考えると笑っちゃうくらい完成度の低いお城だけど
ワクワク、ドキドキしていたんです。
オープンパーティも盛大に。雑誌にとりあげられたり。
そしてはじまったJAG☆STANG
いやーーー！！！
それがお客様って全然来てくれないんですよ(笑)
恥ずかしげもなくいいますが！！！
（これを読んだ今苦労してる方たちに勇気を持ってもらいたいので）
初月はお客様がゼロの日が１０日以上ありましたよ(´；ω；｀)
あ、これやべーーな。。。
って。
更には空き巣に入られ100万近く持ってかれるという事件まで。。。
金策に走り回り、お客様に来ていただくタメに様々なことを考え
美容のことを一番に考えられない日々。
明日までに〇十万支払い、
それ払えてもその３日後には〇十万か。。。
ってお金の事ばかり考えるようになっていく。
そして何が怖いかって！！！
【貧すれば鈍す】
とはよく言ったもので、お金がないと頭も行動も鈍くなっていくんですよね。
集客したいから宣伝したくても宣伝費がないんですよ。
新作が作れないんですよ。
新たな手が打てないんです。。。
母子家庭で母ちゃんも生活楽じゃないの知ってるのに
「お金を貸してください」
って電話をする心苦しさ。胸が張り裂けそうになるんです。
STAFF雇えないから深夜までBARで働いて
お店のソファで寝て
朝起きてお風呂と着替えに家に帰る。
もちろん当時のSTAFFにも様々な無理を言って
完全に最悪な経営者。。。
朝シャワーを浴びながらお金の勘定して泣いてる自分に気がついた時は
もう限界だよな。うん。もう限界だ。。。
死んじゃおう。。。ってリアルに何度も考え出す始末。
その頃は周りには笑顔で接してても、心ここにあらずという状態が続いてました。
そんな時にオヤジの２５回忌があったんですね。
僕のオヤジは僕が７歳の時に38歳でなくなってるので
すごく若くして亡くなってるんですよ。
僕の中にはほとんど記憶のないオヤジの話を周りから聞く。
【武勇伝はたくさんあるよ～！、アレは誰よりも仲間思い。
お酒が大好きで、仕事ができて、年下のくせにみんなをまとめてたよ！！！】
オヤジの兄ちゃん曰く俺は完全にオヤジの血を引いてるよ！って言われて、
なんか目が覚めたというか、
俺まだまだ努力してないんじゃないの？という思いが強くなったんです。
きっとオヤジはまだまだ生きたかったはずだし、
母ちゃんや僕たち家族を、会社を守りたかったはずなんですよね。
明日が来ることって当たり前じゃないんだよな。
たとえシャワー浴びながら泣いたとしても生きてる限り一発逆転あるよな。
よっしゃ！死ぬ気でやってやろう！と密かに決意して。
でJAG☆STANG再生のターニングポイントとなった彼を引き抜く。
お金ないのに破格の待遇を約束し
共に夢をみようじゃないか！！！と何ヶ月も口説き続け、
とうとうJAG☆STANGへ。
今振り返ればこれが我が経営者人生で最大のファインプレー(笑)
彼の真面目さと繊細さ、意見を通すためにやるべきことを知っている信念。
その全てがJAG☆STANGにフィット。
暗闇に光が差すってこういう事を言うんだな。と実感した瞬間でもありました。
当時洋服屋を仕切っていたSTAFFと共に
苦しかった時代を思い出し自然と涙が溢れて
俺たちこれからだぞ！！！って居酒屋で泣きました(笑)
そこからも本当にいろいろな出来事がありましたが
まあ、順調に１０周年を迎えようとしている今でも
少しではありますが右肩上がりで成長しております。
僕の愛するJAG☆STANGは
壊れても、ペンキが剥がれても、駐車場を作るのだって
全部自分たちで愛情を込めてやってきた。
仲間がいて、夢があり、お客様に支えられて
笑い、涙し、汗をかいて必死にやってきた１０年間。
その物語の全てを見てきたJAG☆STANG。
１０年間の想いが詰まったJAG☆STANGを離れるのが
簡単な決断じゃないのは当然な訳で。。。
僕にもっと経営者としての才能があれば
JAG☆STANGを残したまま新店も！となれたはずですが
現状の僕の能力では４店舗経営は無理がありまして、
断腸の思いで移転を決意致しました。
今までJAG☆STANGに来ていただいたお客様。
なにかと手伝ってくれた仲間たち。
共に働いてくれたSTAFF。
なによりもその全てを与えてくれたJAG☆STANGにありがとうです。
7月31日のその日が来るまで大切に大切に過ごします。
そして皆様もそんなJAG☆STANGに遊びに来てください。
あ！最後の週あたりにJAG☆STANGでお別れパーティを考えています☆
そして８月1日からは新しいJAG☆STANGが誕生します！！！
個室が２部屋（シャンプー台もついてます）も☆
那覇市おもろまち3-7-9ラジカル沖縄ビル１Fでまた新しい冒険をはじめます！！！
お客様のもとにはお手紙やDM等で詳細が届きますので
よろしくお願いいたします。
